この動画を見たことがある人は多いのではないでしょうか?
私も初めて見たときは、『えっ?こんなに大変な仕事ってある?』と思いましたが、答えを聞いて納得しました。
【答えは、お母さん】です。
この動画は、アメリカのグリーティングカードメーカーが、『母の日のキャンペーン』のために製作した動画です。
『世界で一番過酷な仕事』と書かれた求人広告を見てきた人と、ビデオチャットで面接を実施した様子が映し出されています。
想像を超えた労働条件に、『ありえない』『クレイジーだ』と呆れる求職者たちですが、その仕事が【お母さん】だと知った時の様子が
とても印象的です。
赤ちゃんがお腹にいるときから、母親になる自覚が生まれ、出産を楽しみに待つ毎日。
でも、いざお産の時になると『こんなに痛いなんて知らなった』『辛すぎて逃げたい』『長時間痛みに耐えるなんてムリ』と逃げ出したくな
り、生まれた瞬間から育児が始まる。
子育ての右も左もわからないまま、おっぱいをあげて、オムツをかえる。
3時間おきに授乳して、『ちゃんと息してるかな?』と気になって寝れず、後陣痛でまた痛みに耐え・・
よく出産は、【全治2か月の交通事故被害者と同じ】と言われるように、体がボロボロの状態での子育てのスタートをむかえます。
”母親だから、やるのは当たり前” ”みんなやってるから自分も出来るはず” と育児書やネット検索で調べながら1日1日命と向き合う日々。
出産後のホルモンバランスの乱れと、睡眠不足でイライラしたり、涙が出たりと感情のコントロールも上手くできずによく泣いてたなと。
それでも、日々成長していく我が子に元気をもらい、笑い返してもらえたり、出来ることが少しずつ増えていくことで幸せを感じ、『今日も頑
張ろう』と活力に変えることが出来る。
特に褒めてもらえることもないから自分で自分に【今日も頑張ってるよ】と言い聞かせてなんとか今日までやってこれました。
自分も母になり、お母さんの凄さが身に染みてわかります。
育児が辛いと思うこともたくさんあるし、育児が辛いと言うと、『自分で産んだのに辛いだなんて』っていうネットの書き込みを見ると、辛い
って言ったらいけないんだと思っていたこともありますが、今は3人育てて吹っ切れたのもあり、辛いときは”辛い” ”助けて”と伝えるように
しています。何よりも、一番身近な旦那さんと協力して【何が大変で、どうしてほしいか】を具体的に伝えるようにしています。
”言わなくても察してよ”と思っていたこともありますが、男性は言わないとわかりません。
具体的に何をしてほしいのかを伝えていかないとなかなか変わってくれないので、わたしはリストにして伝えました。
自分が毎日やっていること・たまにやっていることを書き出して、どれなら取り組んでくれるか選んでもらいました。
『お母さん』としての自分に疲れていたり、自信を無くしてしまっていたとしても、【お母さんって最高に楽しい!】といつの日か思える時が
くると信じて・・・
お母さん、ありがとう
今年の母の日は、5月14日(日)です。
いつも当たり前のようにしてくれるお母さんに、感謝の気持ちをつたえる絶好の日です。
普段なら恥ずかしくてなかなか伝えられないけど、母の日という特別な日だからこそ『ありがとう』を思いっきり伝えてみてください。
お母さんという仕事が、『世界で一番過酷な仕事』から『世界で一番幸せな仕事』『世界で一番愛される仕事』として認識されていったらいい
なと思います。